これから
これまではシステム(建物)だけの納品でした。設計図は当社が持ち、直すたびに見積もりと保守の契約が要りました。これからは、御社専用のサーバ(区画整理された土地)と、そこで人間と働くAI(作業員)を、一緒に構築します。つまり、発注書の転記や請求と入金の突き合わせのような手作業を、御社の中で道具にして、御社の手で直せます。
御社専用のサーバ(仮想)を1台。インターネットの上に置き、ほかのお客様と領域を分けて使います。御社の記録の置き場所が、ここに決まります。
システムです。ウェブサイトも業務のデータも、この土地の上に置きます。
土地に住むAI。話しかけるだけで、大抵のことは直してくれます。それでも最初はつまずくので、最初の1本は当社が作り(別見積)、伴走支援(任意)で隣に座ります。
やりとりも結果も、このサーバに溜まります。サービスごとに散らばりません。

小さい形とは、サーバと作業員(AI)と7つの共用設備だけをお渡しする形です。導入50万円(使う方3名まで)と当社の月額10万円〜で始められます(AIのご利用料は別に、御社がAnthropicと直接ご契約)。最初の1本(受託開発・別見積)は、付けなくても大丈夫です。大きなシステムを作るとなると、ウェブやシステムの知識や経験も必要になるので、隣に座る伴走支援(月額10〜30万円・任意)を用意しています。
何から手をつけていいかわからない。社内のリテラシーをアップしたい。従業員10〜29人の会社では、48.2%にシステム担当者がいません(kubell「中小企業のデジタル化に関する調査」、2025年12月)9。御社に要るのは、詳しい人ではなく、困りごとを言える人です。どこに何時間かかっているかを、一緒に見るところから始めます。初回のお打ち合わせと洗い出しは、無償です。まずは、いま一番手間のかかっている紙を数枚お持ちください。
共用設備
いまは連絡・メモ・議事録が、別々の会社のサーバと個人のパソコンに分かれて置かれています。ここに並ぶのは、建物(業務システム)を建てる前から環境に標準で通してある道具です。これは商品ではなく、設備です。面倒はインフラ保守(月額)の範囲で見ます。
社内の連絡と、作業員(AI)への頼みごとが、同じ場所でできます。会話は御社のサーバに残ります。
メモと手順のノート。書いたものを作業員が読めるので、書くほど頼みごとが通じやすくなります。
社内の文書を読み込んで、そこに書いてあることだけ答えます。規程やマニュアルの問い合わせ係です。
置くと、動きます。会議の録音を置けば議事録に。発注書のPDFを置けば文字の読み取りに(読めるのは文字まで。品番の対応と数量の換算は御社が持ちます)。入れたものは記憶に残ります。
毎朝そろう数字の画面と、その定時実行の土台。何を並べるかは、御社の最初の1本で決めます。
ログインを1つに束ねる認証の土台(OIDC)と、Google WorkspaceやMicrosoft 365への接続口。
どの道具が、いつ動いて、成功したか失敗したか。作ったものの台帳と、毎日の運転の記録です。
お売りしているもの
御社の中で、必要なものを必要なときに自分で作れるようにすることです。中小企業がAIを活用していない理由の1位は「活用する業務がイメージできていない」で、63.4%にのぼります(中小企業庁「2026年版中小企業白書」概要、2026年3月)12。だから当社は機能の名前ではなく、転記・集計・突き合わせという作業の名前で、作れるものを並べます。今の仕事が楽になるだけで、終わりません。
作業員(AI)は、御社のサーバの中で
実物のデータとプログラムを見ながら働きます。
AIによって、開発の手間と単価は下がりました。それでも、規模が大きければ千万円級の開発は残ります。だから、作る範囲を絞ります。何を作るかを決めるのは御社です。空いた時間で次に何をなくすかは、伴走支援(任意)の打ち合わせで一緒に決めます。
売上、注文、客単価、去年の同じ日。誰も集計していないのに、朝、席に着く前にそろっています。今日どこを見るべきか、一行を添えることもできます。頼み方は、チャットに日本語で「昨日の売上と客単価を、毎朝8時に1枚にして」と書く形です。
発注書の転記、シフト表、請求書と入金の突き合わせ、在庫の数合わせ、督促の一覧。売っているサービスには無い、御社だけのやり方。思いついた日のうちに、作業員(AI)に頼んで試せます。最初の1本は当社が作り、2本目からは御社が作ります(つまずくところには、伴走支援で隣に座ります)。
更新のたびにメールを書いて、見積もりを待つ。それが要らなくなります。サイトも業務のデータも、同じサーバの上です。直すのも数字を見るのも、同じ場所。
作業員に「タスク管理のしくみを作って」と頼む前に、当社はまず検索します。「タスク管理 OSS」。これだけで、候補が画面に並びます。この困りごとは、御社が最初ではありません。世界中の会社が同じ場所でつまずいてきて、先に困った誰かが、答えをソフトの形で残してくれています。だから、ありがたく使わせてもらうところから始めます。
OSSとは Open Source Software(オープンソースソフトウェア)の略で、設計図(ソースコード)ごと公開されていて、誰でも無料で使ってよいソフトのことです。ひとつやふたつではありません。やりたいことに合わせて選べるほどあります。
世の中にすでにあるかを見ます。たいてい、あります。しかも選べるほど。
選んだOSSを御社のサーバに置きます。ソフト代は0円。データは最初から御社のものです。
足りないところだけ、作業員(AI)が直します。ゼロから書くより短い時間で、世界中で使い込まれた安定したものになります。

AIに聞くと、答えが返ってきます。それが合っているかどうかは、聞いた人にはわかりません。生成AIを活用している企業が課題に挙げる1位も「情報の正確性」で、50.4%です(帝国データバンク「生成AIに関する企業の動向調査」、2026年3月)14。
ここが違います。AIが数字を出すのではありません。AIが、数字を出すしくみを作ります。できたしくみは、毎朝データを集計して数字を出します。その集計に、AIは入っていません。
答えるのはAI
同じことを聞いても、違う答えが出ることがあります。その数字がどこから来たのかも、たどりにくい。毎回が一発勝負です。
数字を出すのはプログラム
同じ手順で動くので、人によるブレは出ません。おかしければ、元のデータまでたどれます。一度確かめれば、あとは同じ計算を繰り返すだけです。元のデータの形が変わったときは直しが要ります。それが「改善」です。
AIが書いたプログラムの中身が、そもそも間違っていることはあります。集計の条件を取り違える、といったことです。だから、いきなり本番には出しません。試す場所で動かして、結果を見てから出します。隣で手を動かす回では、その場で数字を突き合わせます。
むしろ、間違いには気づきやすくなります。文章の間違いは、読んでも気づきません。プログラムの間違いは、結果が明らかにおかしいので気づきます。先月の売上が0円、のように。
もうひとつ。文章のほうは、AIが書きます。「今日はここを見たほうがいい」という一行や、記事の下書きは、AIが書いたものです。ここは参考としてお使いください。数字と、文章は、分けて考えていただくのが正確です。
思いつく → 誰に頼むか考える → メールを書く → 見積もりを待つ → 社内で決裁 → 3か月
次に何か要るたびに、また見積もりから始まります。たいていは、その前に忘れます。
思いつく → AIに言う → その日のうちに触る → 直したいところを言う → 直る
2本目からは、商談から始めなくてよくなります。会議も、決裁待ちも、要りません。言うのは、詳しい人ではなく、その作業を毎日している方です。チャットに日本語で書くと作業員が作り、試す場所で確かめ、本番に出す前は当社が確認します。
オプションについて
サーバと作業員だけのご提供でも大丈夫です。ただ、当社自身の施設では、予約管理という1本が先に稼働し、そのあとにSWING LABなどの2本目、3本目が続きました。お客様の事例では、まだ2本目に入った会社はありません。だから、何か1本が動いている状態でお渡しすることをお勧めしています。
| 原則 | 当社は代わりに作りません。当社が手を動かして完成させれば外注と同じで、御社に力が残らないからです |
| 例外 | 最初の1本だけは別です。決めるところから作るところまで、当社が引き受けます |
| なぜ | 更地に立って「さあ何を建てましょう」と言われても、お困りになるからです。1本建っていれば、2本目の頼み方が分かります |
| 2本目から | 一緒に決めて、御社が作ります。ここからが、本来の伴走支援です |
どれも、既製品と既製品の「あいだ」を埋めるものです。いま使っている製品は抜きません。レジも予約も会計も今のまま使い続けていただき、替わるのは、あいだで人が写して回っていた作業だけです。覚え直しではなく、写して回る仕事が減る方向です。
| 型 | やること | |
|---|---|---|
| ① | 在庫のハブ | 3つの倉庫の数を足してモールへ/混ざった注文を倉庫ごとに割る/倉庫ごとの形に変換して渡す/戻った追跡番号を入れる |
| ② | 人のハブ | 予約・会員・入退室・課金の履歴を「人」の軸で一本にまとめ、レジと決済と会計へ渡す |
| ③ | 受発注のハブ | どんな形で来ても受ける/社内の一つの形にそろえる/納品と請求をつなぐ/入金と突き合わせる |
| ④ | 枠のハブ | 宿泊・施設向け。部屋・打席・時間枠の台帳を御社のサーバで持ち、直販の予約をここで受け、サイトコントローラーやOTAへ出し分ける |
4つの型に、それぞれいくら、と書けないからです。1本の大きさが会社によってまるで違います。
小さいほうから書きます。当社がこれまでに見聞きした範囲では、業務のしくみを1本だけ外注すると100万〜300万円ほどでした。当社がお見積もりした例では、有名人のサロン5店舗で、予約と顧客カルテと売上をひとつにまとめる1本が1,210万円(税別)でした。5店舗の5つのサービスを統合する案件の例です。同じ「人のハブ」でも、店舗数と、いま使っているサービスの数と、どこまで引き継ぐかで変わります。
この桁のものを月額に溶かし込めば、何に払っているか分からない月額になります。だから、別にします。そしてこれを買わなくても、環境はお渡しできます。
中身はデータの受け渡しだけで、法律が毎年変わる部分(会計・給与・年末調整)を含んでいないからです。直したくなったら、作業員に言えば直ります。従来の受託開発と違うのは、ここです。窓口は当社ひとつです。当社が作ったものが止まったら、直すところまで月額(インフラ保守)に入っています。御社ご自身が作られた2本目以降は、原因を調べるところまでが月額で、直すのは御社が作業員(AI)に言う形が基本です。作った直後(試作)は保守の対象外で、業務が頼り始めたら保守に載せるかをご相談します(顧客システム保守・都度見積もり・その分だけ月額に加算)。何が月額で、何が伴走支援(頼み方と仕事の見直し)かの線引きの表は、契約書に添付します。
最初の1本は、すきまを埋める道具として入ります。ただ、埋めているうちに、商品と顧客と枠の台帳がここに集まります。台帳が集まった場所を、世の中では基幹システムと呼びます。
レジも、モールも、OTAも、決済も、窓口になります。
窓口は増やせて、替えられます。値上げされたら、替えればいい。お客様との接点ごとに、いちばん良いものを使い続けられます。
商品・顧客・価格・枠の台帳は、御社のサーバにあります。
どの窓口を替えても、台帳は動きません。大きな会社が基幹システムと呼んで大切にしているのは、この台帳のことです。
まずは、いま一番手間のかかっている紙を数枚お持ちください。どこに何時間かかっているかを、一緒に見るところから始めます。初回のお打ち合わせと洗い出しは、無償です。
メールには、会社名と、いま一番手間な作業を一行だけ。それで結構です。
株式会社田中大介 代表取締役 伊丹谷 大介
mail@tanakadaisuke.com